観てたのしい、住んでたのしい国頭村の魅力まるわかりガイド

01辺戸岬(へどみさき)

沖縄県国頭郡国頭村辺戸973番地5

沖縄本島最北端、国頭村にある辺戸岬(へどみさき)は、ダイナミックな断崖とどこまでも広がる青い海が美しい、人気の絶景スポットです。太平洋と東シナ海を一望できるこの場所では、天気が良ければ鹿児島県の与論島まで見渡せます。
この岬は、単なる景勝地にとどまらず、沖縄の歴史の節目にも深く関わっています。
太平洋戦争後の沖縄はアメリカの統治下にありましたが、1972年、日本復帰が決まった際、辺戸岬には「祖国復帰闘争碑」が建立されました。本土との再統合を願った人々の想いが、この地に今も刻まれています。
旅のスタートには、辺戸岬観光案内所が便利です。地元スタッフが周辺の見どころを丁寧に案内してくれ、地図やパンフレットも手に入ります。トイレや休憩スペースもあり、ドライブ途中の休憩にも最適です。
近くのヤンバルクイナ展望台では、「ヤンバルクイナ」を模したユニークな建物から、大自然のパノラマを満喫できます。観光写真にもぴったりなスポットです。
また、岬周辺には神聖な拝所アスムイウタキ(安須森御嶽)があります。古くから祈りの場として大切にされてきたこの場所では、沖縄の伝統文化に静かに触れることができます。
那覇市内からは車で約2時間半。やんばるの自然を楽しみながら、歴史と祈りを感じる旅へ、ぜひ訪れてみてください。